B-05 : There
There 「~ がある、~がいる」
「そこに, そこで, そこへ, あそこに」などの意味の副詞の “there” と、
「~ がある、~がいる」という意味の副詞の “there” です。
※ この項は、「“there” を主語の位置に置く時には 品詞マーカーとして ProDEM(指示代名詞) や F-SUB(形式主語) とすべきか、または辞書どおりに Adv(副詞) とすべきかの考察/議論をするための叩き台用です。
「~ がある、~がいる」という意味の副詞の “there” です。
※ この項は、「“there” を主語の位置に置く時には 品詞マーカーとして ProDEM(指示代名詞) や F-SUB(形式主語) とすべきか、または辞書どおりに Adv(副詞) とすべきかの考察/議論をするための叩き台用です。
このサイトの読み方については「始めに」をご覧ください。
暗記のチェック用に英文のみのページと日本語訳のみのページ、
発声練習用に発音記号付きページがありますので、こちらもどうぞ
(発音付きページの英単語はツールチップで簡単な説明も見れます)
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副詞の there
以下、ルミナス英和辞典の英文(英単語名“there”の項目)を参照元としています。
このサイトでは there は 不定代名詞ProIND、形式主語F-SUB、そして副詞Adv などのように記載しています。
ルミナス英和辞典ではすべて 副詞Adv になっており、これが本来の品詞名ですので注意指定ください。
このサイトでは there は 不定代名詞ProIND、形式主語F-SUB、そして副詞Adv などのように記載しています。
ルミナス英和辞典ではすべて 副詞Adv になっており、これが本来の品詞名ですので注意指定ください。
V{ Vpr Sit } M{ Adv there } . そこに座りなさい。
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1. IS{ M.AdvINT When V{ A will } S{ SUB you } V{ Vr go } M{ Adv there } M{ (omit) } } ? 2. S{ SUB You } V{ A will Vr go } M{ Adv there } M{ Pre at PreO{ N two } } . 1. あなたは いつ そこへ行く つもり なのか?
2. 私は2時に其処に行く積もりです。 ★ (考察) 例文 1. の when が疑問代名詞でも関係代名詞でも関係副詞でも、ましてや従属接続詞でも無い理由は? 従属接続詞では無い理由として、“when” + SV の形にはなっていないことです。 ですが、間接疑問文は “when” + SV の形になります。ここでは、従属接続詞は「従節」を作る、つまり節が二つ無いのでこの例文の when は従属接続詞ではないという言い方も出来ると思います。 関係代名詞でも関係副詞でも無い理由は「先行詞が無いから」という一点に尽きます。そして、関係詞節は形容詞節を作り先行詞や主節を修飾しますし、あるいは同格節をつくり同格語の説明を追加したりしますが、こちらも修飾する相手か説明をする相手が必要になります。そしてこの例文ではそれらはありません。(以降省略)(参考) 今日(2018/11/28)より、文型マーカーとして (IS){ ~ } を追加しました。 これで「疑問詞よって導かれる疑問文」という説明に準じた記載になります(どうして三年間もこれに気付かなかったのでしょう?)。 この例文の when が疑問代名詞ではなく、疑問副詞である理由として、例文 1. の一番最後の (omit) に注目して下さい。 疑問詞は、平叙文(肯定文)のときに書かれている 問い合わせたい語句 を疑問副詞に変えて先頭に移動します。 ここでは「時間」を問うわけですが、英語では時間を表す場合 at 時間 のように書き表します。 疑問副詞はこの前置詞 at を意味的に含んでいますが、疑問代名詞は前置を含みません。 例えば “When will you go there at?” という文であれば、この when は疑問代名詞ということになるわけです。 |
SV{ SUB+A We’ll Vr get } M{ Adv there } M{ Pre before PreO{ N dark } } . そこへは暗くなる前に着くでしょう。
★ この例文では、修飾語M{ ~ } がふたつ並んでいます(副詞と副詞句になります)。 修飾語は動詞(ここでは get) を修飾しますので、この例文では (1) “get there” 「そこに着く」 (2) “get before dark” 「暗くなる前に着く」 という二つの文がひとつになっていると考えます。 日本語では 修飾語は被修飾語(ここでは述語動詞)の前にあれば どこに置いても良いことになっていますので、 (1)→(2) で「そこに暗くなる前に着く」でも (2)→(1) で「暗くなる前にそこに着く」でもどちらの翻訳でも正解となります。 ※ 同じ重みの 副詞や副詞節 が複数並んでいる場合は、このような手順で良さそうです。 慣用句や言い回しなどで、伴った節/副詞/形容詞等を決まった順番に解釈していかなくてはいけないパターンもあり、この場合はそれぞれのルールを覚える必要がありますので、こちらも注意してください。 |
S{ ProIND There } V{ Vp was } C{ ProIND nobody } M{ Adv there } . そこにはだれもいなかった。
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V{ Vs Is } S{ SUB John } M{ Adv there } ? もしもしジョンですか? (電話などで)
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V{ Vpr Are } S{ SUB you } M{ Adv there } , M{ N Tom } ? ちょっと、トムいるの?(隣の部屋などに向かって)
★ “Tom” は修飾語ではなく、同格語と記載すべき? (そのような用法がどこかで見つかったときに再度検討のこと) |
M{ Adv There } S{ SUB it } V{ Vs is } : M{ Pre by PreO{ DET the N window } } . ほらあそこにある, 窓のそばに。
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M{ Adv There } S{ SUB he } V{ Vs goes } ! ほら彼があそこを行く。
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M{ Adv There } V{ Vs goes } S{ DET the N whistle } ! ほらホイッスルが鳴ったよ。
★ 主語が、代名詞(“he”など)ではなく 名詞(ここでは“the whistle”)のときは 動詞+主語 の語順となります。 |
1. sV{ F-SUB+Vs There’s } S{ DET the N school bell } M.AdjP{ Adj ringing } . S{ SUB We } V{ A have } O{ InfT{ TM to Vr run } } . 2. sV{ F-SUB+Vs There’s } S{ DET the N school bell } M.AdjP{ Adj ringing } . S{ SUB We } V{ A have to Vr run } . 1. ほら学校の鐘が鳴っている. 走らなきゃ。
2. ほら学校の鐘が鳴っている. 走らなきゃ。(“have to” 別タイプの表示テスト) ★ 前に出ている “There was nobody” は SVC と書いていて、こちらは、仮主語/形式主語の SV になってます。 “there” + be は、いわゆるthere is 構文 として揃えた方が良いかもしれません。 “ringing” は形容詞(もしくは現在分詞の形容詞用法)で名詞“the school bell” を後置修飾しています。 形容詞の 後置修飾(=後位用法,叙述用法) は一時的な意味を表します。(通常の 前置修飾では永続的な意味を表します) “have to run” の “have to” は「しなければならない」の意味で、一般には助動詞と説明されます。 |
S{ DET The N man } M.AdjP{ Adv there } V{ Vs is } C{ POS my N uncle } . あそこの男の人は私のおじだ。
★ 副詞“there” を名詞の直後に置いて名詞を修飾する用法です。 |
1. V{ Vpr Turn } M{ Pre at PreO{ DET that N corner } } M.AdjP{ Adv there } . 2. V{ Vpr Turn } O{ DET that N corner } M.AdjP{ Adv there } . 1. あそこの角を曲がって下さい。
2. あそこの角を回して下さい。(SVO第三文型) ★ 例文 2. のように、前置詞(ここでは“at”) を省くと SVO第三文型 になります。 上のように訳していますが、weblio の用例を見てみたところ『あそこの角を曲がって下さい』という意味でも使われているようです・・・。 |
M{ Adv There } S{ SUB I } V{ A can’t Vr agree } M{ Pre with PreO{ OBJ you } } . その点では私はあなたに同意できない。
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MC{ S{ SUB He } V{ Vp read } O{ DET the Adj first N chapter } } , App-Clause{ ConCOO and M{ Adv there } S{ SUB he } V{ Vp stopped } } . 彼は最初の章を読んだ、そしてそこでやめた。
★ ” , and” のように、等位接続詞の前にカンマを置くと 継続用法(非制限用法) になります。 App-Clause{ ~ } は “and” が導く同格節を示します。ここでは 主節MC{ ~ } と同格の関係にあります。 継続用法ですので、カンマ以前の英文を訳した後、カンマの後の英文を訳すというように順番に見ていけば OK です。 |
S{ SUB They } V{ Vpr live } M{ Pre near PreO{ Adv there } } . 彼らはそこの近くに住んでいる。
★ “there” が前置詞の目的語として 名詞的に使われています。 |
S{ SUB He } V{ Vp left } O{ Adv there } M{ IND an N hour Adv ago } . 彼は 1 時間前にそこを発った。
★ “there” が目的語として 名詞的に使われています。 |
S{ SUB I } V{ A could Vr imagine } O{ Adj beautiful N housing } C{ Ving going up VingM{ Pre along PreO{ Adv there } } VingM{ Pre without PreO{ Ving2 tearing down VingO2{ Adj another N tree } } } } . C{ VingM{ PreO{ VingO2{ Adj+N 木々 } Ving2 を切り倒す } Pre ことなく } VingM{ PreO{ Adv そこに } Pre 沿って } Ving 建てられる } O{ Adj 美しい N 家 } V{ A+Vr を } S{ SUB 私は } V{ A+Vr 想像することが出来ます } I could imagine beautiful housing going up along there without tearing down another tree .
私には美しい住宅が木々を切り倒すことなく、そこに並んで建てられる様を想像できます。 |
S{ SUB We } V{ Vp returned } M{ Pre from PreO{ Adv there } } . 私たちはそこから引き返した。
★ 辞書的には “from there” で ひとつの副詞(句) としても良いとのこと。 |
V{ A Do } S{ SUB you } V{ Vr see } O{ DET the Adj white N building } M{ Pre over PreO{ Adv there } } ? 向こうのあの白い建物が見えますか?
★ 辞書的には “over there” で ひとつの副詞(句) としても良いとのこと。 |
1. s{ F-SUB There } V{ Vs is } S{ IND a N book } M{ Pre on PreO{ DET the N desk } } . 2. s{ F-SUB There } V{ Vs is } S{ IND a N book } M.AdjP{ Pre on PreO{ DET the N desk } } . 1. 机の上に 本が(1冊) ある。(修飾語(副詞句)が修飾するのは動詞です)
2. 机の上に 本が(1冊)ある 。(修飾語(形容詞句)が修飾するのは直前の名詞(句)です) |
s{ F-SUB There } V{ Vp was } S{ SUB someone } M{ Adv there } . そこにはだれかがいた。
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s{ F-SUB There } V{ A has Adv never Vpp been } S{ IND a N war } M.AdjP{ Pre between PreO{ DET the Adj two N nations } } . これまでその 2 国間で戦争があったことはない。
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s{ F-SUB There } V{ Vs seems } S{ InfT{ TM to Vr be } C{ ProIND something Adj wrong } } . どこかおかしいようだ。
★ (“thing”以外の)~thing を修飾する形容詞は必ず後置修飾になるとのこと。 |
1.“ V{ Vs Is } s{ F-SUB there } S{ IND a N phone } M.AdjP{ Pre in PreO{ DET the N room } } ? ” 2.“ M{ Adv Yes } , S{ SUB there } V{ Vs is } . ” 3.“ M{ Adv No } , S{ SUB there } V{ Vs isn’t } . ” 1. 「部屋に電話はありますか」
2. 「はい, あります」 3. 「いいえ, ありません」 |
IS{ M.AdvINT How S{ Adj many N pupils } V{ Vpr are } s{ F-SUB there } M{ Pre in PreO{ POS your N class } } } ? IS{ S{ M.AdvINT How Adj many N pupils } V{ Vpr are } s{ F-SUB there } M{ Pre in PreO{ POS your N class } } } ? S{ M.AdvINT How Adj many N pupils } V{ Vpr are } s{ F-SUB there } M{ Pre in PreO{ POS your N class } } ? あなたのクラスに生徒は何人いますか?
★ (疑問文の表示比較テスト用) |
s{ F-SUB There } V{ Vs is } S{ ProIND nothing Adj new } M{ Pre in PreO{ POS today’s N paper } } , V{ Vs is } s{ F-SUB there } ? きょうの新聞には何も新しいことはないですね?
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S{ SUB I } V{ A don’t Vr want } O{ Inf-s{ F-SUB there } InfT{ TM to Vr be } InfS{ Adj any Adj more N mistakes } } . これ以上の誤りがあるのを望まない。
★ “there” は to不定詞“to be” の 意味的な形式主語 です。 |
IS{ C.ProINT+Vs What’s S{ DET the N chance } M.AdjP{ Pre of PreO{ Ger-s{ F-SUB there } Ger being GerS{ Adj another N earthquake } } } } ? もう一度地震が起こる可能性はどれくらいか?
★ “there” は動名詞“being” の 意味的な形式主語 です。 |