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B-19 : §270-仮定法を含む慣用表現 – 2

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「§270-仮定法を含む慣用表現-2・ロイヤル英文法より」

仮定法についての例文をとりあげます。
仮定法を例文にしているため、英文に文の要素に沿った和訳が参考元の和訳とかなり変わっているものもありますが、
英文に対として訳せる日本語文のパターンとして参考にしていただければと思います。

このサイトは文型・品詞表示に特化しています。英文自体の解説は参考元書籍をご覧ください。
このサイトでは受動態は能動態のときの 格S,V,C,O,OI,OD,M を記載するようにしています。
これによって、能動態のときの特定の語が受動態になったときにどのように変化するか、変化しないのかが見やすくなってます。
また、能動態の英文と、それを受動態にした英文を同じ文型表示に出来るのも利点としました。
動詞は受動態になっても基本は同じ意味です。つまり目的語が必要なのに目的語を無くすと説明できなくなるというのも同じ文型とする理由です。

(注意:文型・品詞種別は 他のWebサイトや辞書・英文法書にて全て確認し、記載していますが、正確でない場合もありますのでご留意ください)

参考元書籍 : ロイヤル英文法 ― 徹底例解
 
 
このサイトの読み方については「始めに」をご覧ください。
暗記のチェック用に英文のみのページと日本語訳のみのページ、
発声練習用に発音記号付きページがありますので、こちらもどうぞ
(発音付きページの英単語はツールチップで簡単な説明も見れます)
目次ページ を作りました。過去記事を順番に見たい方はこちらもどうぞ!

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§270-仮定法を含む慣用表現 , (1-2) 「~らしい」「~らしく」

001SVOO
S{
SUB
She
}
V{
A
is
Ving
walking
}
M{
ConSUB
as though
S2{
SUB
she
}
V2{
A+Adv
doesn’t
Vr
know
}
O2{
PreO.ProINT
where
O3{
SUB
she
}
V3{
A
is
Vpp
headed
}
M3{
Pre
for
PreO{
(omit)
}
}
}
}
.

S{
SUB
彼女は
}
M{
O2{
O3{
SUB
彼女が
}
M3{
PreO.ProINT
どこに
Pre
向かって
}
V3{
A+Vpp
進まされている
}
のかを
}
V2{
A+Adv
知らない
}
ConSUB
かのように
}
V{
A+Ving
歩き続けている
}

彼女はどこへ行くつもりかわからないように歩いている。
002SVCO
S{
ProDEM
That
}
V{
Vs
sounds
}
C{
ConSUB
as if
S2{
SUB
it
}
V2{
Vs
is
}
C2{
IND
a
Adj
good
N
idea
}
}
.

S{
ProDEM
その話は
}
C{
S2{
SUB
それが
}
C2{
Adj
いい
N
考え
}
V2{
Vs
である
}
ConSUB
ように
}
V{
Vs
聞こえる
}

それはいい考えのようだ。
003SVCO
1.
MV{
C.ProINT+Vs
What’s
}
S{
DET
the
N
matter
}
M.AdjP{
Pre
with
PreO{
OBJ
you
}
}
?

2.
S2{
SUB
You
}
V2{
Vpr
look
}
C2{
ConSUB
as if
S3{
SUB
you
}
V3{
A
are
A
about to
Vr
faint
}
}
!

1.
M.AdjP{
PreO{
OBJ
君に
}
Pre
付随している
}
S{
DET
その
N
問題
}
MV{
C.ProINT+Vs
なんだ
}

2.
S2{
SUB
君は
}
C2{
S3{
SUB
君が
}
V3{
A+A+Vr
今にも 気絶 しようとしている
}
ConSUB
ように
}
V2{
Vpr
見える
}

どうしたんだ? 気絶しそうな顔をしているぜ!
“be about to” + Vr は助動詞のように用いて「まさに(今にも) Vrしようとしている」という意味です。
004SVOO
S{
DET
The
N
plane
}
V{
A
is
A
about to
Vr
take
Adv
off
}
.

S{
DET
その
N
飛行機
}
V{
A+A
まさに
Vr+Adv
離陸
A+A
しようとしている
}

飛行機はまさに離陸しようとしている。[*1]
“be about to” + Vr“be going to” + Vr よりも改まった言い方で、より近い未来を表わします。
自動詞句“take off” は「(飛行機が)離陸する、(飛行機で)出発する、(~へ急に)行く、出かける、突然人気が出る(売れ出す)」などの意味です。
(参考)
他動詞句“take off” + O は「 O を脱ぐ、(眼鏡・指輪など) O をはずす、O を(値段などから)差し引く、O(ある期間)を仕事の休みとして取る」などの意味です。
005SVCO
S{
SUB
It
}
V{
Vs
looks
}
C{
ConSUB
as if
S2V2{
SUB+A
it’s
A
going to
Vr
snow
}
}
.

C{
V2{
A+A+Vr
雪になる
}
ConSUB
ように
}
V{
Vpr
見える
}

雪になるらしい。
006SXOO
1.
S{
SUB
We
}
V{
Vp
missed
}
O{
DET
the
Adj
last
N
bus
}
.

2.
S2{
SUB
It
}
V2{
Vs
looks
}
C2{
ConSUB
as if
S3V3{
SUB+A
we’ll
A
have to
Vr
walk
}
}
.

1.
S{
SUB
私たちは
}
O{
Adj
最終
N
バス
}
V{
Vp
乗り遅れた
}

2.
C2{
S3{
SUB
私たちは
}
V3{
A+Vr
歩かなくてはならないこと
A
になる
}
ConSUB
ように
}
V2{
Vpr
見える
}

最終バスに乗り遅れた。どうやら歩くことになりそうだ。
007SVCO
S{
SUB
It
}
V{
Vp
seemed
}
C{
ConSUB
as if
S2{
DET
the
N
guests
}
V2{
A
would
Adv
never
Vr
come
}
}
.

C{
S2{
SUB
客は
}
V2{
Adv+Vpr
来ない
A
よう
}
}
V{
Vp
思われる
}

客は来ないようだった。
008SVOO
S{
SUB
It
}
V{
Vs
looks
}
C{
ConSUB
like
S2{
SUB
you
}
V2{
A+Adv
haven’t
Vpp
finished
}
O2{
POS
your
N
assignment
}
}
.

C{
S2{
SUB
君は
}
O2{
POS
君の
N
宿題
}
V2{
A+Adv+Vpp
終えていない
}
ConSUB
ように
}
V{
Vs
見える
}

宿題をまだ終えていないようだね。
★ この例文の“like” は前置詞ではなく従属接続詞です。
他動詞句“look like” + SV は「(まるで)SVするように見える」などの意味です。
(考察)
英語の品詞に対応する日本語訳の品詞記載の中で、動詞に関しては「日本語には三単元も過去分詞もありません」ので
Vs(動詞三単元) や Vpp(動詞過去分詞/完了受動形) では無く、 Vpr(動詞現在形) や Vp(動詞過去形) と記載するようにしていたのですが、
形容詞や副詞は日本語文法でそうであるかどうかに関わらず英語文法にあわせていること、
上の例文で A+Adv+Vpr と書くと、比較の際に混乱することなどのようなコメントがありましたので、
今回の記事から 英語の品詞表記と同じものを日本語訳に持ってくることにしました。
過去記事も修正する機会があればこれにあわせる予定です。
009SVCO
S{
SUB
She
}
V{
Vp
made
}
C{
ConSUB
as if
S2{
SUB
she
}
V2{
Vs
is
}
C2{
InfT{
TM
to
Vr
throw
}
InfO{
IND
a
N
shoe
}
InfM{
Pre
at
PreO{
OBJ
me
}
}
}
}
.

S{
SUB
彼女は
}
C{
C2{
InfM{
PreO{
OBJ
}
Pre
を狙って
}
InfO{
N
}
C2{
Vr
投げる
}
}
ConSUB
ふりを
}
V{
Vp
した
}

彼女は靴を私にぶつけるかっこうをした。
S + “make as if” + SV は「SSV(の)振りをする」という意味です。
010SVOO
S{
DET
The
Adj
dying
N
man
}
V{
Vp
nodded
}
O{
POS
his
N
head
}
M{
ConSUB
as if
InfT{
TM
to
Vr
say
}
InfO{
OBJ
yes
}
}
.

S{
DET
その
Adj
瀕死の
N
}
M{
InfO{
OBJ
イエスと
}
InfT{
Vr
言う
}
ConSUB
ように
}
O{
POS
彼の
N
}
V{
Vp
縦に振った
}

その瀕死の男は「うん」というようにうなずいた。
 

§270-仮定法を含む慣用表現 , (1-3) 「~というわけじゃあるまいし」

011SVCO
S{
SUB
It
}
V{
Vs+Adv
isn’t
}
C{
ConSUB
as if
S2{
SUB
she
}
V2{
A+Adv
didn’t
Vr
know
}
O2{
ProIND
anything
}
M2.AdjP{
Pre
about
PreO{
N
cooking
}
}
}
.

C{
S2{
SUB
彼女が
}
M2.AdjP{
PreO{
N
料理
}
Pre
ついて
}
O2{
ProIND
何も
}
V2{
A+Adv+Vr
知らない
}
}
V{
Vs+Adv
事は無い
}

彼女ときたら、料理について何も知らないわけじゃあるまいし。
012SXOO
C{
ConSUB
As if
S2{
SUB
you
}
V2{
A+Adv
don’t
Vr
know
}
O2{
ProIND
that
}
}
!

C{
S2{
SUB
あなたは
}
O2{
ProIND
そのこと
}
V2{
A+Adv+Vr
知らない
}
ConSUB
はずは無い
}

知ってるくせに。
★ この例文は “It isn’t” が省略された形で、強い否定を表します。(ロイヤル英文法 ― 徹底例解より)
 
 


例文参照元リンク一覧

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